『日常、そして特別な機会・形態と機能を融合』
2022年から12代目当主となったKim Ekelund(キム・エーケルンド)、エーケルンド家は皆様に会うことができ嬉しく思います。何百年も前から存在し続けてきたブランドは、現代の消費者や市場とどのように話し続けることができるか?今日のスローアウェイ社会でのこの挑戦はこれまで以上に盛んです。毎日私たちは情報や選択肢が多すぎるため、エーケルンドのチームは「17世紀のルーツを持つ家族経営のビジネスはどうすれば最新のものになれるのか?」と常に自問自答しながら答えを得てきました。高品質のテキスタイルを製造することに重点を置いて確かな価値観で支えられている当社のブランドは、これまでどおり生き続けています。また今日においてさらに重要な事は、未来に向けて持続可能な選択肢が高く評価されていることが分かります。
エーケルンドは粘り強さ、統一性、起業家精神で有名なViskadalen地区にて創業しました。ここホレードベースとした製造では、我々はあらゆる生産プロセスを完全にコントロールしており、品質、持続可能性、そして新しい伝統を堅持しています。それによりこれらの価値と現代の知識や技能と私たちが住んでいる時代を反映したコレクションとを組み合わせると、結果的に人々の日常生活にシームレスに収まるさまざまな製品となります。
私たちの製品が、みなさまが美しく愛された環境に憧れる家庭の創出にお役に立てますよう願っております。
『現在の姿は未来への借り物』
この考え方...つまり現在の姿と言うのは次の世代へ向けて引き継いで行く為の借り物に過ぎないと言う考え方です。エーケルンド社では先代から培われてきた技術やノウハウを次世代へ如何に引き継いで行くかという視点で経営方針や社会に貢献できるあり方を決定しています。
未来に向けたエーケルンド社のあり方は、長いスパンでビジョンを持ち続ける姿勢であり今後のスウェーデン織物産業においても重要な事であると考えています。
日本総代理店シーモアコーポレーションの理念は専用サイトhttp://www.seymour.co.jp/concept.htmlをご覧ください。
『原糸に対するこだわり』
エーケルンドが使用する糸は亜麻(リネン)と綿(コットン)の天然素材による2種類ですが、亜麻は世界で最も品質の高いフランス・ベルギー国境地帯からの原糸を使用しています。
綿は気候・環境面などから一番栽培に適していると言われるペルー綿を使用しています。
このペルー綿使用に付いてエーケルンド社は全ての自社製品出荷時に取り付けられるペーパータグの裏面にバッジナンバーが付けられています。
このナンバーにより製品に使用された綿の栽培農場、またどのような管理によって栽培された綿なのかまで分かるような徹底したトレイサビリティーを実現しています。
『100%自社工場製造に対するこだわり』
エーケルンドは全ての製品を自社工場(スウェーデン・ホレード)で製造しています。これはエーケルンドにとって大きな誇りでもあります。
今日のスウェーデン織物産業は何世代前に比べて従事者人口が10分の1に減少しています。ところがメイド・イン・スウェーデンのタグが貼り付けられた製品生産量はその当時よりも10倍増えています。
これはもちろん生産性の向上も大きく起因するところですが、同じように第三世界にてコストを抑えて製造ののち、最終工程だけをスウェーデンにて行う事でスウェーデン製として製品を世に輩出しているのが現状です。
このような現状に対してエーケルンドは未来のスウェーデン織物産業に危機感を持ち続けており、メイド・イン・スウェーデンにこだわる以上スウェーデンにて製造するべきだと考えています。
それがこのロゴに込められており【スウェーデン・ホレードで製造】と、会社と工場がある地名まで表現する意味となっています。