当社が使用する原料
忘れてはならない事は、私たちが常に幸運であるとは限らないことです。 自然に生まれた織物、その美しい仕組み、そして手で触ったときの感触によることで印象的で視覚的な喜びを感じるべきです。
例外として歴史的に亜麻はスウェーデンで栽培されていますが、成功例はあまりありませんでした。 北部スウェーデン地域の亜麻なども過剰収穫を引き起こし過剰水量からの腐敗などで環境問題を引き起こす事もありました。
したがって、1800年代半ばから亜麻の成長は帳簿上で計算が行われていました。私たちはその頃すでに高品質のテーブルクロスのために亜麻を輸入していました。
亜麻の亜麻繊維と糸の品質を評価することは非常に困難なことででありますが、私たちはこれに対しても多世代を通して伝承された知識を持っています。
コットン
綿(コットン)繊維は、亜麻繊維とは異なり、世界中の多くの国から良品質で提供されています。世界の隅々から細々と綿糸が幅広く選ばれています。コットンは全繊維生産の約50%を占めています。残念なことにいくつかの綿は、いわゆるコットンベルトと呼ばれる以外の地域で栽培されています。これには豊富な灌漑と化学物質の使用が必要となってしまいます。コットンベルトは世界各地に広がる地域でもあり、成長のための適切な気候条件を享受しています。
その上、コットンベルトでのみ綿を有機的に生育させることができます。有機農業はますます増加しています。これは特にそれら地域の環境に適していることから化学物質の影響を受けないため、これらの地域の人々にとっても優位性が保たれています。すべての綿の有機栽培は、世界的繊維需要に対する解決策とはなりません。なぜならすべての綿花の有機栽培量は、年間あたり1人分のハンカチではほとんどしかないからです。
当社の必要とする繊維において加工生産するための工場がスウェーデンにないため、エーケルンドは独自に原材料として糸を輸入しています。 エーケルンドはよりクリーンな環境プロセスを実現するため、糊付け工程を排除すべくより強い双糸を使用しています。
製品のタグをご覧いただければお分かりいただけますが、それぞれの製品にはバッチナンバーが付いています。
これはどこの農場からの糸か?栽培に当たってどのような肥料等をどのくらい使ったのか?糸繊維加工場所は?など、情報を得るための追跡が出来るトレイサビリティー制度をどの企業よりもいち早く、日本ではまだこの制度すら知られていない時代から取り入れています。
竹 材
竹材は特にアジアで多種多様の物のために使用されるアジア古来の文化的でもある材料です。
-小屋の構築、足場、家具、キッチンアクセサリー、フラワースティックなど-
竹は異なる性質を持つ多くの種類があります。テキスタイル繊維の用途としては主にモソ竹が有名です。テキスタイル用途として竹の栽培は需要の高まりにより急速に増加しています。竹繊維の需要の増加はパンダに影響を与えません、なぜならパンダは別の種類の竹を食べるからです。具体的にモソ竹品種は非常に速く成長し1.5-2年ごとに収穫されます。収穫時の成長高は7〜10メートルになります。栽培は灌漑、肥料、化学農薬なしで行われます。竹はまた成長中に通常の森林より約35%多くの酸素を供給します。
テキスタイル用竹繊維の製造
一番古い製造方法はリネンを作ることと同じプロセスで繊維を作り出すことです。しかしこれは手間が掛かり高価になります。
より良い方法は、ビスコース製造工程において繊維を溶解させます。その結果ビスコース繊維を紡糸することができ、その後にそれらを糸に入れてカーディングすることができます。これはコットンと同じで、異なる性質を有する繊維を製造することができる安価かつ環境的に安全な方法も開発されているのです。
竹ビスコースの技術特性
堅牢度:綿よりも特に湿った状態では低くなります。
耐摩耗性:綿よりも悪い
吸湿性:綿より3~4倍高い。
UV耐性:竹繊維が紫外線を止め、日焼け防止衣服に適しています。
皮膚への馴染みやすさ:柔らかい繊維のため良です。アレルギーの被害者に適しています。
細菌の感受性:竹が細菌の増殖を防ぎ、臭気を抑えることが出来る物質を含んでいます。
外観:光沢、シルクに似ています。
快適さ:冷たく、コットンよりも1~2度冷たく感じます。
収縮:綿が洗われた場合よりも悪い。
エーケルンドは30x25cmサイズのディッシュクロス製品にこの竹繊維を使用しています。(50%竹繊維・50%コットン)
未来のテキスタイル繊維
私たちは、バイオマス、プラント繊維、木材、トウヒ、松、竹、トウモロコシなどから作られた繊維を研究し、自然循環を可能にしていけると確信しています。
レーヨンの例として近年では大幅に改善された特性で開発されています。 この繊維製品は、LYOCELLおよびTENCELLの商標または商標で販売されています。
これらの糸の製造プロセスは、環境への影響が最小限で生物学的に成長した綿と比較することができる基準をベースに開発されています。